2016/02/22

「カンジョン海女の家」済州島/西帰浦


極みの海女めし
沢蟹のお粥
갱이죽
海軍基地の建設がすすみ、景観に影響が出る事が心配される漁村・江汀(カンジョン)。港の江汀浦口には海女の家があり、周辺では今日も海女さん達が収穫に精を出しています。そしてうれしい事に海女の家では、海女さんによる海女料理を味わう事ができます。「カンジョン海女の家」は、港にある水産前に設置された小さな掘建て小屋の中にありました。済州島の郷土の味でもある海女料理が評判で、小さなお店ながら全国美味しい100店にも選ばれている隠れた名店。日によって出来る物と出来ない物がありますが、人気のウニを使った料理からお刺身までメニューが揃う。中でも珍しいのが「ケンイチュッ(沢蟹のお粥)」。ケンイとは済州島の方言で「沢蟹」にあたり、済州でよく食べられている食材です。注文は、二人前から可能。注文を受けてから調理が始まるため、30分ほど時間がかかります。台所から、沢蟹をバンバン砕く音がしてきました。たっぷりの沢蟹を丸ごと使う、海女さんならではの調理方法。お釜で炊かれていると、店内が磯の香りで満たされてきます。出来上がりは、海女さんが忙しいためセルフで受け取りに行きましょう。ケンイがたっぷり使われていると分かる、蟹味噌色の濃厚な仕上がり。驚きの香りに、食欲が増してきます。一口食べれば、まさに極み。シンプルで濃厚な蟹の旨味が口いっぱいに広がります。一体、沢蟹をどれほど使っているのか。この濃厚なお粥に、島焼酎ハンラサンが不思議とマッチします。手作りのおかずのクオリティーは高く、もうひとつの名物料理「ウニワカメスープ」も合わせて味わいたい。済州島で美味しい海女料理を味わうには、最適なお店でしょう。

素朴な店内。壁には、全国から足を運んだ人達の落書きでいっぱい
沢蟹をたっぷり使った海女料理ならではの極みの一杯
濃厚な沢蟹のお粥をつまみに島焼酎がすすむ
日替わりの手作りおかずのクオリティーが高すぎる
海の味がする海女料理「ウニワカメスープ」も絶品

カンジョン海女の家
강정해녀의집
◎電話:064-739-0772
◎休業日:年中無休 ※要電話確認
◎営業時間:900 - 1900
◎住所:済州特別自治島 西帰浦市 江汀洞 4964
    제주특별자치도 서귀포시 강정동 4964

 

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