まるでレアチーズ 気品あるねっとり濃厚な味わい
マナガツオの刺身
덕자회
全羅南道が誇る港街、木浦。賑やかな釜山とは違って、まだまだ人情味ある素朴な港街です。名曲「木浦は港」があるだけに、有名なタコ(ナッチ)をはじめ豊富な海産物を使った特有の食文化が息づいています。ホンギルドンは木浦中心街から少々離れますが、韓国全国でも珍しい「マナガツオ 병어(ピョンオ)」の専門店です。ここのマナガツオを求め、全国から人々が訪れる名店です。ピョンオは、韓国語で平魚と呼ばれるように真っ平な魚で、日本では主に西日本で食される超高級魚。ホンギルドンの主人曰く、旬は初夏〜夏で最も美味しい食べ方は刺身だそうです。収穫によってあるなしがあるようですが、今宵は大丈夫。刺身と煮物が一緒の、セットメニューがおすすめ。まずは、大皿に綺麗な桃色をした薄造りがやってきました。 そのまま醤油で食べてもよしですが、お店のお勧めはサンチュにエゴマの葉を重ねて、上にマナガツオにご飯と味噌を乗せ、ぐるりと巻いて頬張る食し方。マナガツオ刺しの味わいは、想像を遥かに超える新たな物でした。きめの細やかなねっとりと濃厚な味わい。脂も乗っており、上質なレアチーズを食しているような感覚で。これはめったに食すことができない味わいでしょう。続いて、チム(煮物)がやってきました。味わいが濃いだけに、煮物にしても煮崩れしていません。ふわふわの食感ながら、しっかり本来の味が詰まっています。これには、メイプルを使った全羅道のご当地焼酎「イプセジュ」がぴったりです。ほろ酔いながら、この舌に残る心地よい余韻。ピョンオ、恐るべし。
全羅南道が誇る港街、木浦。賑やかな釜山とは違って、まだまだ人情味ある素朴な港街です。名曲「木浦は港」があるだけに、有名なタコ(ナッチ)をはじめ豊富な海産物を使った特有の食文化が息づいています。ホンギルドンは木浦中心街から少々離れますが、韓国全国でも珍しい「マナガツオ 병어(ピョンオ)」の専門店です。ここのマナガツオを求め、全国から人々が訪れる名店です。ピョンオは、韓国語で平魚と呼ばれるように真っ平な魚で、日本では主に西日本で食される超高級魚。ホンギルドンの主人曰く、旬は初夏〜夏で最も美味しい食べ方は刺身だそうです。収穫によってあるなしがあるようですが、今宵は大丈夫。刺身と煮物が一緒の、セットメニューがおすすめ。まずは、大皿に綺麗な桃色をした薄造りがやってきました。 そのまま醤油で食べてもよしですが、お店のお勧めはサンチュにエゴマの葉を重ねて、上にマナガツオにご飯と味噌を乗せ、ぐるりと巻いて頬張る食し方。マナガツオ刺しの味わいは、想像を遥かに超える新たな物でした。きめの細やかなねっとりと濃厚な味わい。脂も乗っており、上質なレアチーズを食しているような感覚で。これはめったに食すことができない味わいでしょう。続いて、チム(煮物)がやってきました。味わいが濃いだけに、煮物にしても煮崩れしていません。ふわふわの食感ながら、しっかり本来の味が詰まっています。これには、メイプルを使った全羅道のご当地焼酎「イプセジュ」がぴったりです。ほろ酔いながら、この舌に残る心地よい余韻。ピョンオ、恐るべし。
全羅南道らしい、素朴な味付けのパンチャン(おかず) |