済州島の豚に魅せられた店主こだわりの
韓国が誇る癒しのリゾート地でもある済州島。特産は、私も魅せられた「済州豚」です。沖縄のアグー豚のように、島豚は郷土が育んだ味でとにかく旨い。肉質の柔らかさと脂の甘味が魅力です。ソウルで美味しいサムギョプサル(三枚肉)が食べたいなぁと思ったら、贅沢に2枚(脂身と皮)加えた五枚肉でしかも済州島産にしちゃいましょう。合井にある「トンサドン」も有名ですが、弘大の少し外れ新村名物のレール(鉄道)焼肉通りの終点に位置する「タムラドン」も面白いです。店名のテムラは済州島のいにしえの呼び名耽羅(タムラ)国から名付けられています。店主は、済州島の豚肉の旨さに魅せられソウルでこの味を再現しようと専門店を作ったそうです。注文は迷わず、生五枚肉焼きを注文しましょう。適度にローストされたピンク色の五枚肉が登場します。お肉にかかっている緑色の粉は、緑茶。炭火でじっくり焼いて行きますが、脂が落ち煙が登る香りに食欲が増して行きます。ゴクッ。焼き上がりは、済州島式に魚の塩辛ベースの特製ダレにつけていただきます。モチモチとした食感に、脂の甘味がじんわり伝わってくるのが特徴です。皮のムッチリした食感も楽しいですね。済州島産には、島の地酒「ハンラサン」で迎えます。見事に相性がはまるのも納得、グイグイ進んでしまいます。ソウルで、済州島の味に触れるなら、「タムラドン」で決まりですね。
この皮と脂部分がポイント |