記憶に残る島ならではの贅沢鍋
鮑海鮮鍋(小/二人前)
해물탕
済州島南部の中心地、西帰浦(ソギポ)。バス移動の拠点になる中央バスターミナルから真っすぐ西帰浦港方面へ大通りを下って行きます。途中には、南部最大の在来市場「西帰浦毎日オルレ市場」が賑わいを見せます。通りの終点付近に「海鮮鍋」で絶大な人気を誇る「キオッナヌンチッ」が見えてきました。「記憶に残る店」という名の通り、インパクトのある名物鍋を求める人達で店内は満席状態。さすがの人気ぶりです。名物の海鮮鍋は、大、中、小と人数に合わせて注文できるのがうれしい。注文後、溢れんばかりの魚介類が盛られた鍋が登場。小粒ながら山盛りの鮑はくねくねと動き、生ダコがぐるりと横たわります。済州島ならではの贅沢な使い方、この見た目のインパクトは凄い。少々火にかけていると、店員さんが鮑を丁寧に返してくれます。さらに、生ダコをぶつ切りに。店員さんの合図で、固くならないうちに鮑からいただきます。プリプリ、肉の旨味と肝の苦味が口に広がる。続いて、タコ。これもプリプリムチムチ。さらに渡り蟹、海老、アサリ、これでもかと魚介類がふんだんに出てきます。済州島の魚介オールスターが勢ぞろい。そしてこの魚介類がいいダシとなり、味噌ベースの絶品スープを生み出しています。後を引く美味しいですねこれは。最後は、定番のインスタント麺で締めくくります。お腹いっぱいです。大満足とともに、目と舌にしっかり記憶された絶品鍋でした。