原州の隠れた名物料理
マリコギ(韓牛巻き)
말이고기
ソウルの清涼里駅からムグンファ号で約1時間15分。かつては、江原道の中心地だった原州(ウォンジュ)に到着します。原州は現在、革新都市プロジェクトが進行中で、ソウルに集中していた公共機関が移転し新しい街づくりが行われています。日頃から訪問機会があった韓国観光公社も移転した為、原州を訪れる機会が出てきました。せっかく原州に来たので、なにか名物料理を。。とたどり着いたのが「サンジョンチッ」です。原州駅から徒歩で約15分。原州保健所の裏手の路地裏に、お店はひっそりとあります。原州は、韓国のブランド牛「韓牛」の産地で、江原道6大韓牛ブランドの一角。その新鮮な韓牛を使用する、サンジョンチッならではの料理が「マリコギ」です。生でも食せる韓牛の「イチボ」の赤身で、ワケギ、セリが巻かれた状態で出てきます。テーブルに油が引かれた大きな浅鍋がセットされ、色鮮やかなマリコギが焼かれて行きます。お肉の返しは、お店の方におまかせしましょう。トングを一杯に使って、列単位で鮮やかな返しを見せてくれます。焼き上がりは、マスタードベースで酸味が利いた自家製ソースにつけていただきます。噛むと、柔らかいお肉の甘味とワケギ、セリの爽やかな苦味が合わさり口に広がります。そして、自家製ソースの酸味がさらに味を引き立ててくれます。一口サイズで後味が清々しいので、パクパク食べられてしまうのも魅力的。最後は、マリコギを焼いた鍋で味噌チゲをいただきましょう。田舎味噌の深い味わいは、素朴でどこか懐かしい思いにさせてくれます。